天狗谷(沢登り)

天狗谷(沢登り)

日程 2021年5月3日

山域 奥美濃

メンバー 会員1、会員外1

08:30 駐車地点発
11:00 Co430m二俣
11:30 Co580m二俣
13:00 Co900m林道
13:30 タンポ着
13:45 タンポ発
14:00~14:30 下山路間違い
16:00 駐車地点

通過ルート。
緑部分は道間違い。

比較的近場の奥美濃の沢で、シーズンイン。

入渓してすぐは砂防堰堤。
右岸にある林道で堰堤を越え、沢登り開始。

いきなりずぶ濡れ必至の2段滝。
気温は10度。歯を食いしばる。まずは1段目上まで1ピッチ。

あまりの寒さにシャワークライムを避けてしまった。
2段目も寒くて、シャワーは考えられなかった。

2ピッチ目は少しこわい、下り気味のトラバースから。
クラック沿いに#0.5~0.3のカムを2,3本きめて基部へ。

最後の登りで#1。
岩は滑りやすいが、要所でプロテクションが取れる。


気温も低く、日陰な谷で非常に寒い。
次に出てきた滝は、見た目以上に苦労した。

取り付くのに基部の水深が予想外に深く、足がつかず首まで浸水。
岩は足場が少なく、体温低下で体の動きが悪く、登りあがるのに苦労した。
フォローはお助けスリング連結を手掛かりに。

体が冷え切り、震えが止まらない。
日当たりのいいところでいったん休憩。
熱源となる行動食を詰め込む。

途中右岸から入る大きな滝。

歩いていくうち、冷えも解消されたところで、ぼちぼち小さな滝。

この滝から水平距離約150mでCo430m二俣。

Co430m二俣からCo580m二俣までは、ミニゴルジュっぽい箇所が1か所あったのみ。

Co580m以降は手ごろな滝で高度がどんどん上がる。

Co740m付近の分岐を左にとったころには、水量もちょろちょろ。
沢も終盤。
奥美濃には珍しく、詰めにも藪がない沢でした。

遡行終了点の林道に到着。

久々の登山だったので、ピークの「タンポ」まで付き合ってもらった。

あとは林道で下山と気を抜いていたら、帰る方向を間違い30分ほどロス。
車まで戻ると気温15度。
この日一番の温かさだった。


天狗谷は序盤の滝2つが核心で、あとは歩きの沢。
長さもコンパクトで寒かった以外はシーズン初めの1本に最適だった。